業種共通

メール・チャット・スプレッドシートで管理する場合との違い

公開 2026年9月4日 / 更新 2026年9月7日

要点

  • メール・チャット・スプレッドシートでも管理はできますが、案件と取引先が増えると一覧性・相手側の見え方・記録の3点が先に苦しくなります。
  • ClientCourt では依頼そのものが対応事項として並び、相手が同じ一覧を見て、いつ依頼していつ返ったかが時点つきで残ります。
  • 移行は要らず、仕様書もスプレッドシートも今の置き場のままで、ClientCourt が束ねるのは参照だけです。

クライアントとのやり取りは、たいてい3つの道具の組み合わせで回っています。連絡はメール、急ぎの相談はチャット、進捗の管理はスプレッドシート。この形はよくできていて、多くの案件はこれで問題なく終わります。

違いが出るのは、案件と取引先の数が増えたときです。それも全部が同時に崩れるわけではなく、次の3点だけが先に苦しくなります。

3つの点で比べる

見る点いまのやり方(メール・チャット・スプレッドシート)ClientCourt
① 一覧性依頼はメールとチャットに散らばり、進捗表は人が転記して初めて揃う。転記が止まると古くなる依頼そのものが対応事項として並ぶ。一覧は転記の結果ではなく、原本そのもの
② 相手側の見え方相手が見ているのは、こちらが送った最後の1通。全体像は届いていない相手が同じ一覧を見る。どちらの手番かが相手側の画面にも出る
③ 記録決定は会話の中にある。あとから探せるかは、探す人の記憶次第いつ依頼していつ回答が返ったかが時点つきで残る。承認には合意日が付く

とくに②は、いまのやり方では原理的に埋められません。スプレッドシートを共有すれば見せられますが、そこには社内のメモも見積もりの検討も入っています。相手に見せるための表をもう1枚作るのは、結局また転記です。

移行は要りません

比較の話で真っ先に心配になるのが、「いまの資料をどこかへ移す作業」だと思います。

その作業はありません。仕様書もスプレッドシートも、今の置き場のままで構いません。 ClientCourt が束ねるのは、置き場にあるドキュメントへの参照だけです。ファイルの実体を移し替える前提にはなっていません。

置き場を変えないので、社内の人が使っているツールも、これまでどおり使えます。変わるのは「その資料がいまどの状態なのか」を、クライアントと同じ画面で指せるようになることだけです。

過去の案件をすべて登録し直す必要もありません。次に始まる案件から、あるいはいま止まっている案件からだけ始めても、一覧としては成立します。

アップロードしてお預かりすることもできますが、それは選択肢のひとつで、必須ではありません。

何が置き換わるのか

置き換わるのは道具ではなく、進捗を人の頭の中で合成していた部分です。

  • 誰に何を頼んだかを思い出す時間
  • 相手に「いまここです」と伝えるための報告を作る時間
  • 決まったことを探し直す時間

メールもチャットも、これまでどおり使います。速い連絡には速い道具が向いています。ただ、「ボールがどちらにあるか」だけは、流れない場所に置いておく。それがこの3つの点の差になります。