業種共通
校正ツール・チャット・プロジェクト管理ツールと、何が違うのか
要点
- 校正・確認ツール、ビジネスチャット、プロジェクト管理ツールにはそれぞれ得意なことがあり、ClientCourt はどれも置き換えません。
- 3つの種類のどれも扱っていないのが「相手の対応待ち」、つまりボールがどちらにあるかです。
- ClientCourt はその1点だけをこちらとクライアントが同じ一覧で見られるようにし、他のツールと併用する前提で作られています。
クライアントとの仕事で使うツールは、だいたい3つの種類に分けられます。どれもそれぞれの領域ではよくできていて、ClientCourt はその置き換えを狙っていません。むしろ併用する前提で作られています。
種類ごとに、得意なことと、扱っていないことを見ていきます。
校正・確認ツール
得意なこと。 成果物そのものに印を付けて確認を進めることです。画面や紙面のどこに対する指摘なのかが、見た目の上で正確に伝わります。修正の反映漏れも、指摘の単位で追えます。
扱っていないこと。 成果物が上がる前の依頼です。「先に決めていただきたい条件」「まだいただけていない素材」は、確認する対象がまだ存在しないので、このツールには載りません。案件が止まるのはたいていその段階です。
また、確認が終わったあとの「承認された」という事実も、別のどこかに書き写しておかないと残りません。
ビジネスチャット
得意なこと。 速さです。短い確認を短い時間で片付けられることは、それ自体が大きな価値です。関係者を一度に集められるのも強みです。
扱っていないこと。 一覧と記録です。新しい発言が古い発言を押し下げていく作りなので、「いま未処理のものだけ」を並べることはできません。決定も同じ流れの中にあるため、あとから最新版を特定するのに時間がかかります。速さと引き換えに留まらない、という設計です。
プロジェクト管理ツール
得意なこと。 自分たちのタスクを分解して、担当と期限を付けて進めることです。社内の作業をどう並べるかについては、これ以上の道具はありません。
扱っていないこと。 相手側の手番です。多くのツールでは、外部の相手にアカウントを作ってもらわない限り、その人のタスクは存在しません。結果として、クライアント待ちの項目は「連絡済み」のまま自分のリストに残り続けるか、リストから消えます。どちらにしても、止まっている理由は表に出ません。
ClientCourt が扱うのは、ボールの所在だけ
扱う範囲は狭く決めてあります。いま相手の対応待ちなのか、自分の対応待ちなのか。それを、こちらとクライアントの両方が同じ一覧で見られるようにすることです。

クライアント側にアカウントは要りません。権限を設定したURLを開くだけで、「〈お名前〉様へのお願い」と「〈担当会社名〉で対応中」が並んだ画面が出ます。自社側の遅れも同じ基準で表示します。隠さないほうが、長い取引では結果として信頼につながると考えているためです。

成果物の確認はこれまでのツールで、速い相談はチャットで、社内の作業はプロジェクト管理ツールで。そのうえで、どちらが止めているのかだけをひとつの場所に置く。そういう使い分けを想定しています。
道具を減らすことが目的ではありません。3つの種類のどれもが扱っていなかった1点を、扱える場所に移すというだけの話です。そこが埋まると、残りの3つはそれぞれ得意なことに専念できます。